東京では3月末に夏日を記録し、観測史上最高気温となりましたが、その一方で桜の開花が昨年より2週間ほど遅いと言った気温差が激しい月となりました。季節の変わり目、皆様におかれましては、体調など崩さずお過ごしされておりますでしょうか。

TAILORS WORLD編集部の山本佑です。

3月の附属販売状況

日経平均株価が最高値を更新しており、またマイナス金利がようやく解除され、3月短観にて「大企業非製造業の景況感、33年ぶり高水準に」という景気上向きのニュースが飛び込んでいますが、足元では、日用品(今回はティッシュ、トイレットペーパー類)の値上がり、相変わらずの円安トレンド(一般的には金利が戻れば、日米の金利差がなくなるので円買いに働き、円高にふれる)で輸入品が継続して高止まりしている状況で、われわれのお取引先様からは、まだまだま厳しい状況のお話をよく聞きます。

そのような外部環境の中で、当社の3月の附属販売状況は、前年をなんとかクリア(102%)したものの、あらゆる物の価格が上がっている状況で、価格転嫁が追いつかず、粗利額においては前年割れ(98%)と厳しい状況でございました。

やはり今後も皆様にご支持いただけるような魅力ある商品、お取引先様にとって有益でご満足いただけるようなサービスの充実が急務であると考えた次第でございます。

門出、そして移動の季節!? ツーリストバッグが好調!!

季節柄もあるのでしょうが、上記でお伝えしたように全体の売上状況が前年トントンの中で、特出してツーリストバッグが好調です。

3月一番出荷しましたこちらの両面不織布の「NO.75」ですが、334枚で、前年対比10%アップで、

出荷量2番目の片面不織布の「NO.153」に至っては、出荷数量198枚でして、昨年対比が脅威の85%アップとなりました。

また、上記より若干安価なMPOシリーズ(片面=B、両面=D)も、先月は合算数量が330枚と、昨年対比10%アップと、ほぼすべての品番で昨年を大幅にアップしております。

業界ニュース

ファッションワールド東京【春】に出展します!!

4月17日(水)~19日(金)に有明の東京ビックサイトに開催される「ファッションワールド 東京 春」の、OEMブースにてヤマモトとして出展致します。

当日は、当社の縫製サービス部門より、新オーダーサービスとなるメインの提携工場である株式会社ジェンツのオーダーコートの初お披露目や、MIYUKI縫製のオリジナルパターンを使用したジャージースーツなど多くのオーダーメイドアイテムの展示、またフォーマルアクセサリーの製造卸の部門より、約4年ぶりに改定された新しいフォーマルカタログVOL.8の発表、そしてそのカタログ内に掲載している、オリジナルのサスペンダーブランド「EXCY BRACES(エクシープレイシーズ)」をお届け、そして本ブログの主体である附属を扱う部門からは、OEM向けに取り扱う裏地やボタン、毛芯、バス芯などの総合サンプル帳を作成しており、そちらの展示と、代理店を務めております御幸毛織株式会社の24SSバンチや、協力生地屋である鷹岡株式会社の新作バンチも合わせて展示させていただきます。

ブースNO:S5-24
西1ホール、ジャパンファッションEXPO内
下記のMAPの黄色く色付けした位置でございます。ご来場頂き場所がわかならい際は、お気軽に営業担当にご連絡頂ければと思います。

表生地から附属、そして縫製まで一括で承れるようブースを設計しております。ぜひご都合よろしければご来場いただければ幸いです!!

オーダースーツ好調、紳士服に復活兆し

ある紙面に「上場スーツ・紳士服7社動向調査」にて売上高が前年度比4%増の3,600億円という見出しで記事が出ておりました。内容は、コロナ禍で大きく減少したスーツ需要が、回復途上であるものの、冠婚葬祭向け礼服需要の回復や、*オーダースーツ人気の高まり*、「ビジカジ」ウェアの販売拡大が、各社の業績アップを後押しした、とのこと。

やはり注目すべきは、(もちろんフォーマルアクセサリーを取り扱う当社としてはオケージョン復調も注目しておりますが)オーダースーツの人気が高まっていることではないでしょうか。過去のブログでも書いたかもしれませんが、どうせスーツを買うなら、いいもの=自分に合った、自分の好きなスーツ、すなわちオーダースーツにしよう、という消費マインドの高まりがあるのではないでしょうか。

また、冒頭で述べたように、株高による消費復活となれば、これからの高まりを期待せずにはいられませんし、そうなることを心より願います。

今月の私達の活動

24SS、MIYUKIシーズンバンチ一挙ご紹介!!

ストレッチ+対シワ性に優れた機能生地の定番ACTIVAや、伝統の春夏素材SHALICK(シャリック)は、3タイプで展開、アウターニット素材 LOOPLABO(ループラボ)。形態安定性 のあるマナード使いのジャージ―定番生地、ワークウエア生地をモチーフにウールで表現したWORKERSなどなど、全89色掲載のバンチブックとなっております。

(改めて)Made in Italyボタン、素材の違う3品番揃っております!!

本水牛ボタンの「GARBO(ガルボ)」、ポリエステルボタンの「LUCCA(ルッカ)」、カゼインボタンの「TERNI(テルニ)」、それぞれ店頭に並んでおります。お立ち寄りの際はぜひご覧ください。

着分から量産までクイックに対応させていただきます!!

ピックアップブログ

上記のUBICの新作を含めた、ここ最近の新商品を一挙にご紹介したブログになります。こちらも合わせてご笑覧くださいませ。

ヤマモト周辺神田須田町情報局

湯島聖堂

元禄3年(1690年)五代将軍徳川綱吉による儒教振興のため建立され、約100年後の1797年に幕府直轄学校として「昌平坂学問所」になりました。「日本の学校教育発祥の地」とも呼ばれているいます。
場所は、聖橋を渡ってすぐのところにあり、神田神社(神田明神)の向かいにありますが、訪れる日の数は桁違いに少なく、木々に囲まれた静かな場所となっております。

(本セクション担当: 久)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

また、上記内容についてのご注文やお問い合わせ、そのほか附属や縫製サービスのお問い合わせはこちらまでお願い致します。