TAILORS WORLD 編集部の山本佑です 。

あっという間に梅雨も終わり、暑くなってまいりましたが、暑さに負けず、張り切って今月号をお届けしたいと思います!!

業界ニュース

クールビズ商戦、3年ぶりに本格化~各社が新商品投入~

先月の日本経済新聞での記事にて。

百貨店や紳士服大手による「クールビズ」商戦が3年ぶりに本格化している。各社は、過去2年間と比べて出社勤務が戻るとの期待から、在宅に限らずオフィスでも使える商品や外出時に着用しやすい機能性の高い商品を売り出す。新型コロナウイルス禍を経て働き方が多様化するなか、落ち込んだ仕事着の需要を喚起する。

紳士服専門店も働き方の変化に合わせた商品の販売に力を入れる。最大手の青山商事は、外出、オフィスでの勤務、在宅勤務の3つの場面を想定したジャケットの販売を始めた。それぞれテーラード、ノーカラー、カーディガンの形のジャケットで、利用シーンに合わせて服装を変えたいという需要に応える。

新型コロナの影響で、20年と21年のクールビズ商戦は低迷していたが、足元で需要は回復しつつある。そごう・西武によると、5月23~29日の1週間のメンズスーツの売上高は前年同期比約1.5倍に拡大した。

日本経済新聞より抜粋

引用元: 日本経済新聞6月2日号より_青山商事は3つのシーン別のジャケットを販売する

一方で、働き方は多様化している。在宅勤務と出社を併用した働き方が普及し「コロナ前よりもカジュアルな服装が受け入れられるようになった」(百貨店大手)。服装の自由度が増すなか、各社は着用する場面に合わせて機能やデザインに工夫をこらす、と結ばれている。

当社でも数年前より、受託縫製サービスにて、ジャージースーツから始まり、サファリジャケット、ドレスTシャツなどカジュアルにも対応してきております。

縫製サービスにご興味ございましたら、下記サイトをご覧いただければ幸いです。

縫製サービスに特化したサイト GXブランドサイト

価格改定のご案内_メタルボタン、ツーリストバッグ

原材料、人件費、運搬費が高騰に円安も加わり、今までの価格を維持することは、自助努力だけではこの状況を吸収するには非常に困難な状況にあります。つきましては、厳しい環境のもと誠に恐縮ではございますが、下記の通り価格改定をお願い申し上げる次第でございます。

■メタルボタン■

ML6
10シリーズ
220シリーズ
546シリーズ
553 シリーズ
557 シリーズ
EX1
EX10
・EX50
EX51

■ツーリストバッグ■

No.75
No.91
No.153
No.236
No.250

8月1日ご注文分より、改定とさせていただきます。今後ともサービスの向上、お客様に喜んで頂ける商品のご提供が できるよう一層努力して参る所存でございますので、一層のご愛顧を賜りたく宜しくお願い申し上げ ます。

今月の私達の活動

マイネッティ受注会、大盛況にて終了

本ブログでもご案内しておりました、6月20日~30日まで開催しておりました、伊マイネッティ社の「サルトリアーレ」受注会ですが、多くのお取引先様にご来社いただき、大盛況にて終了致しました。当初の予想を超える受注をいただき、今後の定期開催を前向きに検討しようと思わせていただきました。

また、遠方の方からもご依頼いただき、カラーサンプルをお送りしての受注もいただきました。
本当にありがとうございました。

弊社ストック分も含め、出来上がりまで少々お時間を頂戴いたしますが、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

ようやく、「EXCY BUTTON COLLECTION VOL.3」となるボタンカタログ完成致しました!!

今年の3月号にて「リニューアル鋭利進行中」とお伝えさせていただいて、早4ヶ月。。

大変お待たせ致しました!!
全24ページの大ボリュームの内容となっております。VOL.2発表から約4年、残念ながら廃番となったボタンや、もちろん新ボタンを加えた、当社がストックしているすべてのボタンを網羅したカタログとなっております。

ヤマモト周辺神田須田町情報局

~神田ふれあい橋~

平成元年(1989年)に出来た、神田川に架かる歩道(自電車)用の橋です。
秋葉原と神田を結ぶ大切な橋で、従来は上流の万世橋か、下流の和泉橋に迂回していた為、大変便利になりました。

更に神田側にはその先の京葉道路に新しい横断歩道も出来、神田駅に向かうのに大変便利になりました。
春には桜の花筏も見られますし、又、橋の上から見るスーパームーンは絶景です。*スーパームーンの写真はございません笑

今月の読書のススメ

『モードの迷宮』鷲田清一 著 筑摩書房 1996

日本のファッション評論のクラシックともいえる本書ですが、その視点や考えは、今も色あせません。

たとえば、このドレスはわたしの身体を覆っているのだろうか。逆に晒しているとはいえないだろうか。たとえば、衣服は何をひたすら隠しているのだろうか。いやむしろ、何もないからこそ、あれほど飾りたてているのではないだろうか。ファッションは、自ら創出すると同時に裏切り、設定すると同時に瓦解させ、たえずおのれを超えてゆこうとする運動体である。そんなファッションを相反する動性に引き裂かれた状態、つまりディスプロポーションとしてとらえること、そしてそれを通じて、“わたし”の存在がまさにそれであるような、根源的ディスプロポーションのなかに分け入ってゆくこと、それが問題だ。サントリー学芸賞受賞作。

Amazon.jp 「BOOK」データベースより

ファッションに関する言説は、ともすると言葉遊びに堕してしまいがちです。客観的な考察や、論拠が乏しいためです。

ファッションをめぐる言説の中で、本著は、著者の哲学者としての立場から、衣服と身体性などの身近なテーマからはじまり、ファッションとは人間にとってなんなのかを探求していくファッション・モード論の代表作といえます。まさに一度ハマるとなかなか抜け出せないモードの迷宮に、皆様も足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

また、上記ボタンカタログや、そのほかの内容についてのご注文やお問い合わせ、さらに附属や縫製サービスのお問い合わせはこちらまでお願い致します。